★若尾裕之の視点★
『弱点をプラスに変える』
男子ゴルフツアーのRIZAP・KBCオーガスタ
で、比嘉一貴選手(24歳)が大会記録を更新し
初勝利を挙げました。
比嘉選手は身長158センチです。
背を伸ばそうと、積極的につとめたそうですが
高校の時に専門家から「もう伸びない」と宣告
されます。比嘉選手は「自分はこれでやっていく
しかない」と頭を切り替えます。
海外の試合で、身長2メートルの選手に飛距離で
大きく劣っても落ち込むことはなく、「出来ない
ことはできない。違うところで勝負するしかない」
と、体格差を埋めるためにひたすら練習して、
大きな勝利をつかむことができたのです。
ギャラリーから背丈についての心無い声もあるそう
ですが「それでも僕を観てくれているのだから」
と、プラスに受け取るそうです。
「小さいのはしょうがない。ゴルフに限らずほかの
競技でも、自分が準備をして、どれだけやれるか。
自分の体にハンディがある人たちを勇気づけら
れたらとずっと思ってきた」と語ります。
比嘉選手の優勝は大変多くの人たちを勇気づけた
はずです。
どんな人にもコンプレックスがあるものです。
また、ついつい自分と他人を比較してしまうことが
あります。そして自分に劣っているところが見つかる
と、それが気になってしまい、妬んでしまうことも
あるでしょう。
しかし、自分でどうにもならないことを気にしても
仕方ないことです。
比嘉選手のように、自分のコンプレックスをはねのけ
プラスに変えられたら人生が好転します。
どんな状況であっても、今の自分にできることを
しっかりやることです。
そうすれば、いつか道が開けます。