★若尾裕之の視点★
『「挨拶」はコミュニケーションの原点』
お正月になると、年の初めにする挨拶として
年賀状や年初に会った人に「あけまして
おめでとうございます」などと挨拶をに
します。
普段から「おはようございます」
「こんにちは」「こんばんは」などの
挨拶をしますが、皆さんは毎日元気に
挨拶していますか?
挨拶の漢字を分解すると、「挨」は「押す」
「近づく」「心を開く」などの意味があり、
「拶」は「せまる」「近づく」「すりよせる」
などの意味があります。
はじまりは禅宗の僧侶が問答を繰り返すこと
を表す言葉として用いられるようになった
ようです。
一挨一拶(いちあいいっさつ)ともいい、
その反応から相手の禅僧としての悟りの深さ
をはかり心を通わせる手段として使われて
いました。
コミュニケーションでは、初対面のときに
相手のことをさぐりながら「心をひらいて
近づいていく」ことが最も大事なことです。
一般の人たちが出会ったときの受け答えとして
「挨拶」が使われるようになったようです。
「心を開き、相手に近づく」とは、「コミュ
ニケーション」の原点です。
挨拶次第で相手に対する印象が変わってきます。
現在、一般的に使われる「挨拶」は人と人との
コミュニケーションの基本であり、年齢、性別、
人種を超越して必要不可欠なものなのです。
機嫌の悪い日はきちんと挨拶しないことは
ありませんか?
家族など身近かな人にはないがしろになって
いることもあるかもしれません。
毎日、身近な人から大きな元気な声で挨拶する
ことが大事なのです。
今年は挨拶に気をつかってみませんか?