★若尾裕之の視点★ 『20歳のイチローに教えられた』

『20歳のイチローに教えられた』

イチロー選手がついにメジャーリーグ通算3000本安打を達成しましたね。
おめでとうございます。

私は日産自動車宣伝部時代に、イチロー選手を初めてCM起用した
イチロ・ニッサンキャンペーンを担当しました。イチロー選手とは、
1994年の秋に初めてお会いしました。
まだ20歳のイチロー選手は素朴な若者でした。

「野球を主体に考えたい。野球に専念したい」という希望が強かった為、
シーズンオフの数日だけがCM撮影のために用意された日数でしたが、
何よりイチロー選手に感心したのは、野球に対する真摯な姿勢でした。
CM撮影の合間にも、ストレッチなどで体を動かしていました。
そして、どんなに撮影の終了時間が遅くなっても、宿舎に帰ってから
トレーニングをしていたそうです。

20歳のイチロー選手の真摯な姿勢に教えられた気がしました。

それから、ずっとイチロー選手を見てきましたが、20年以上経った
今でも、その姿勢は変わっていません。

イチロー選手は特別なことをしているわけではありません。
野球という自分にとって一番大切なものを常に中心に考えています。
そして、小さなことでも、決めたことを毎日やり続けています。
それが、40歳を超えても活躍し続けている秘密だと思います。

私たちもイチロー選手の努力をし続ける姿勢を見習いたいものですね。

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